Mang0に学ぶ起き攻めの秘訣
H0Pです。
今回は、相手の受け身を確認してから狩るのが難しい(=足が遅めの)キャラ使いの方向けの記事だと思います。
僕が使っているファルコも、読みが必要な部類に入ります。そういったキャラが起き攻めするにあたって、何かコツはないかと思ったところ、Mang0がとても参考になったので、今回はそれを紹介したいと思います。
[3行でわかるMang0]
・世界最強の遊撃使いの1人
・昔はプリンやファルコンを使っていた
・The GOAT(Greatest Of All Time)と呼ばれている
・6月のE3で行われる招待制のSwitchスマブラ大会にノミネート。PVによると、お気に入りの任天堂ゲームは「マリオカート8 デラックス」趣味は「シラチャーソース(タイ原産のチリソースのブランド名)をかけて食べること」
・現在休養中のPPMDを意識したのかはわからないが、最近ファルコを使う際は緑カラー
・でも個人的にMang0ファルコはデフォルトカラー(白)が一番かっこいいと思う
流石に書きすぎたかな
※前提知識
http://dx.smashbr0s.com/guide/beginner/basemove1/
受け身には20フレーム(=1/3秒)の受付猶予があるので、入力自体にはある程度の余裕があります。しかし、その後40フレーム(2/3秒)の間受身をとれない、つまり確定でダウンすることになります。
※埋め込み形式の動画は特定の範囲を再生するようになっていますが、スマートフォンでは適用されずに最初から再生されてしまうことがあります。
その場合はそれぞれの動画の下にあるyoutu.beを押してアプリからご視聴ください。
①ドリルで台の上に落とす
転がり受け身及び転がり起き上がりで台を降りることはできないため、台の上で相手をダウンさせると、必然的に移動距離が制限され、追撃が狙いやすくなります。
位置やタイミングにもよりますが、台の上にドリルで落としてからの下スマはシンプルながら相手がダウンする瞬間にできる全ての選択肢(ダウンと3種類の受け身)を潰せるため強力です。
②ドリルでダウンを奪ったところに追撃
Mang0ファルコの高い火力を支える要因のひとつです。
相手が受け身をミスしやすいタイミングでドリルを当て、ダウンしたところをさらに追撃しています。
相手が受け身をとった場合には、次の③へ移行します。
③絶対にラインを回復させない
上のシーンを見てみてください。すごい勢いでドリルが当たっていますね?
次は下のシーンを見てみてください。
この2つの起き攻めには共通点があります。
それは、相手が受け身をすると思った瞬間にステージ中央側へDSJ(ダッシュショートジャンプ)していることです。これは入れ込みだと思われます。
そしてDSJの後に相手がステージ中央側へ転がり受け身した場合はドリルを出し、そうでない場合(ダウンなど)は着地後にSJしたりステップ→絶空したりして相手の起き上がりを誘います。
さらに注目すべきは、この起き上がりを誘う動作をする際のファルコの位置です。どれも中央側への転がり上がりを潰せ、かつ起き上がり攻撃をかわせる位置にいます。しかもこれらの動作を見せることによって、相手に中央側への起き上がりと起き上がり攻撃をためらわせることができます。そうすると相手の残りの択はその場起き上がり、ステージ端へ転がり上がりのどちらかになります。
上の2つのケースでは、どちらもその場起き上がりをしたところにドリルを当てているのがわかります(Dr.PeePeeとの試合ではその場起き上がりにドリルを当てた後に横スマを狙っていますが、これは②のダウンに追撃ではなく、ドリルで浮いたところに横スマのコンボを狙ったものの、思ったより浮きが低かったのだと思われます。多分)
実質内側への転がりを封じているので起き上がる方向は2種類しかない、そしてその場で立つような動作を見せた=外側転がりじゃない=ドリルで突っ込めるということになります。
そうすると、外側転がりしてきた場合はどうすればいいのか?と思う方もいるかもしれません。
では、外側転がりをマークしようとした場合はどうなるのか比べてみましょう。
今回はWestballzの起き攻めと比べてみました。
[3行でわかるWestballz]
・赤いファルコといえば彼
・世界一テクニカルなファルコ使いと言われている
・MultiShine(簡潔にいうと、高速でリフレクターを連打する)は彼の代名詞
・はよMew2kingとArmada倒してくれ
やっぱり1行多い
後ろ投げの後にドリルでダウンを奪ってから、Mang0と同じように中央側へDSJをしましたが、その後が違います(本当は後ろ投げの使い方とかその前のリフの当て方が非常に好きでそっちのことを書きたいのですが、今回の趣旨とは異なるため割愛します)。
Westballzは近づくようにDSJを見せましたが、Luckyが中央側へ転がったため、追撃を逃してしまいました。
おそらくWestballzからすれば、一度中央側へDSJを見せ、Luckyに中央側への転がりは危ないと思わせ、外側へ転がるのを誘ったのでしょうが、Luckyは注意深くWestballzの動作を観察し、近づいてきたのを確認したうえで中央側へ転がっています。
もしかすると、その後の掴みも含めて理論上全狩りという起き攻めだったのかもしれませんが、ここで失敗したように、やはり確認してからは難しいということがわかります。
一方で、Mang0は相手が起き上がりの動作を見せるまでは、絶対に近づく動作や技を見せません。
外側転がりに対してノーマークなのは、通しても自分がライン的に有利な位置を取れるため、そこまで問題ないからだと思われます。
逆に言えば、通すとラインを回復させ、有利をキープできなくなってしまう中央側への転がり受け身(起き上がり)は、絶対に通してはならない択となります。
そして中央側への転がりをカバーしながら、起き攻めの確実性と安全性を高め、結果的に高い火力と大きなプレッシャーに繋がっているわけです。
解説はこんなところでしょうか。
Mang0のプレイはちょくちょく「プレイは雑だけどめっちゃ強い」「勢いだけなら誰にも負けない」というような評価をされることがありますが、実際はとても理にかなっていることがわかります。
個人的にMang0の横スマの振り方がもの凄く好きなので、次回の記事は横スマ特集になるかもしれません。かもしれません。大事なことなので2回(ry
今回はこの辺で。次回も頑張ります。
PS:いつの間にLチキレッドはLチキ旨辛チキンに名前変えたんでしょうか。あと少し大きくなった気がします。ちなみに僕はLチキチーズが特に好きです。