そうめんよりラーメン派

こんなブログ名ですけどスマブラのこと書きます

〜実践編〜 Falco Laser Analysis by PPMD

 H0Pです。

前回の記事がDX勢はおろか4勢まで、色々な方に拡散されててびっくりしました。ありがとうございます。改めてPPMDすげぇ。

 

今回は前回の記事の続きとなっております。

前回の記事ってなんぞやって方は、こちらを先にご覧ください。

h0pfalco.hatenablog.com

 


 

前回PPMD先生は、以下のようにブラスターを考察する課題を、世のファルコ使いに設けました。

・ブラスターを撃ったところで動画を止める。
・相手の行動を、当たった際に展開が良くなるのは何か考えながら深読みしてみる。
・動画を再生し、何が起こったかを見る。
・それをメモして再び動画を見る。
・どちらかのプレイヤーにパターンがあると気づいたら確認してみる。

 

今回はそれを実際にやってみた上で、思ったことをテーマ毎にいくつかピックアップしたいと思います。全てのブラスターについての考察を記事にするとなると凄まじい量になって、読者の皆さんも僕も大変ですしおすし。

今回考察したのはZenith 2012のGF、Mew2king VS Dr.PeePee (PPMDの昔の名前) Set1の1試合目です。

 


Zenith 2012 - Mew2King vs Dr PeePee - Grand Finals

 

[3行でわかるMew2King]

f:id:H0PFalco:20180424180442j:image

 

・世界最強のマルス、シーク使いの1人

・フレーム数に関する記憶力が異常

・そのためロボットと呼ばれている

lol m2k 

 

だから3行じゃねえじゃ(ry

 


①引きを潰すブラスターでの差し込み

PPMDのブラスターで特徴的なのは、大きく前に出ながら撃つのが多かったことです。

これにより、相手の引きをブラスターで潰しながら間合いを詰めることができます。

例えば0:15では、ラインを回復しようとMew2Kingがステージ中央側へ転がり回避したのを許さず、ブラスターを当てつつ密着状態に持ち込んで、リフに繋げています。ガードされても、1:59のように固めに移行できるため強力です。

2:38ではあまりラインのないMew2Kingに対し、PPMDはブラスター後にDSJ(ダッシュショートジャンプ)空Nで差し込みました。Mew2Kingもそれを読んで引きから反撃しようとしましたが、かわし切れず空Nに当たってしまいました。

そして1:58と3:29は、個人的に最も印象に残ったブラスターでした。

特徴的なのが、ブラスターを撃った後に相手の背後に着地している、すなわちめくった状態になっていることです。このブラスターは元々めくるために撃ったものではなく、引きを潰すために撃ったものと思われます。そうでなければ空中攻撃で差し込めばいいわけですから。

ブラスターを当てる/ガードさせることに意識が集中していた自分にとって、これは衝撃的でした。自分はブラスターを撃ったときは、相手をブラスターの正面に捉えなければならないと無意識に思っていたので、なかなかブラスターを撃つ間合い(特に撃ちながら接近するもの)に困っていました。

しかし、ブラスターを撃ちながら相手を飛び越えてもいいと考えられれば、その間合いは格段に広くなるのではないでしょうか?

 

②左右台への移動にリスクを与える

ブラスターからの読み合いを避ける選択肢のひとつは、ブラスターに当たらない位置へ移動することです。

ジャンプで高低差をつけるのは最も簡単な方法のひとつで、Mew2Kingは左右台を利用しながら、ブラスターの当たらない高さに移動しています。

台上のシークは針待ち、台降り空前や空後など、選択肢が豊富で強力です。

そこでPPMDはブラスターを撃ちながら台下へ潜り込み、1:53や2:11のように、ジャンプしたところを大ジャンプ空中攻撃で迎え撃っています。

0:12と1:06のブラスターも特徴的で、0:12では読みは外れたものの、Mew2Kingが開始位置の左台から降りてくるのを狙ってブラスターを撃っています。

1:05も同じ狙いですが、ブラスター後ステップでシークの空前を空振らせたうえで、DAで反撃しています(ここは空Nか空後の方が良かった気はしますが)。

総じて、シークのジャンプや台を絡めた行動にリスクをつけているのがわかります。

 

③ステップで攻撃のタイミングをずらす

ブラスターを撃つだけではなく、mixupとしてステップを有効活用しているのもPPMDのファルコの特徴です。

ブラスターからの差し込みを潰す手段は、高低差をつける以外には、ブラスターの予備動作(空中でのブラスターの発生は13フレーム)中にこちらから攻撃を当てるか、ブラスター及び空中攻撃で差し込んでくるところに技を置くのがあります。

シークの主な選択肢として、前者はDA、後者は横強、空前、空後などがあります。。特に横強置きは前回の記事にもあった通り、簡単で強力な対策です。

しかし、PPMDは随所にステップを混ぜることで、Mew2Kingに置きのタイミングを掴ませません。また、置き技に当たっている場面を見てみても、それぞれ単発のヒットで終わっているものが多く、リターンの高いDA、横強がヒットした0:54、1:02も、うまく変更してコンボの締めの空前から逃れています。

 

 

総じて、Mew2Kingの置き技からの被火力を抑えつつ、引きやジャンプなどの移動にブラスターを絡めて大きなプレッシャーを与えたPPMD側に傾いた試合といえるでしょう。

 


 

…こんなところでしょうか。

自分が思ったことを書いたという意味では、今回の記事が初投稿だと思っています。前回の記事を書いた時点で今回の記事の内容は決めていましたが、とりあえず書き切れてよかったです…が、内容に関してはものすごく心配です。えらく見当違いな考察があった場合はコメントで指摘してくださいまし。

次の記事の内容は決めていませんが、おそらくメモから動画か記事を翻訳したものを掘り出すと思います。一番楽で需要も結構ありますし

 

 

今回はこの辺で。次回も頑張ります。

 

 

PS:西武が強すぎて野球見るのが楽しいです。失速が怖いですけど、喜べるうちに喜んじゃえ。