そうめんよりラーメン派

こんなブログ名ですけどスマブラのこと書きます

マッチアップを知る: ファルコ vs プリン

H0Pです。

ひょんなことからファルコ対プリンのマッチアップに関する素晴らしい記事をみつけ、勢いのままに雑で不正確に訳しました。折角なので記事にした次第です。ついでにちょっとした余計なコメントを載せました。

それではいってみましょう。

 

 元記事はこちら


 

とうとう夏が始まり、マッチアップ解説の時期が戻ってきました。実際のスマブラDXの試合を用いて、最高レベルのプレイにおけるキャラクターのマッチアップを分析します。 この記事では、あらゆるスマブラDXの強キャラのマッチアップの中で最も未踏なものの一つ、ファルコVSプリンを見ていきます。表向きは五分と評価されていますが、このマッチアップにおけるHungryboxの支配によって、長年プリン有利と思われていました。おそらくPPMDだけがこのマッチアップを真に五分に見せてくれたプレイヤーでしょう。そのためPPMD対Hungryboxの試合も、今より数年前の古めの試合ではありますが今回選択しました。それでは、このマッチアップにおいて各キャラクターがどのような選択肢を持ち、そしてどのようにして最も効果的に使えるのかを見てみましょう。

 

今回調査に用いる試合:


•Druggedfox vs. Prince Abu(Genesis 3 - Winner’s Second Round of Pools,Round 3):

youtu.be

ひとくちメモ…Prince Abuは世界No.2のプリン使いといわれている。DruggedFoxは現在テクニカルなフォックス使いとして知られているが、マルスなど他のキャラも使える。でもファルコも使えるのは知らなかった

 


•Hungrybox vs. Westballz(Genesis 4 - Loser’s Top 8,Round 1):

www.youtube.com

ひとくちメモ…WestBallzがHungryBoxに勝利したのは2015年に行われたSandstormという大会のみである。

 

 

[3行でわかるHungrybox]

f:id:H0PFalco:20180515142028j:image

 

・誰もが認める世界最強のプリン使い

・縮めてHbox(日本では「箱」)と呼ばれている

・プリンというキャラの戦闘スタイルや、印象深い逆転勝ちを決めることから「精神力のHungrybox」と評されている

・EVO 2016のGrand Finalsはまさにそれを象徴する試合である。一度は見るべき

 

SSC2017のコンボコンテストのD1とのリアクションも好き

 


•PPMD vs. Hungrybox(Tipped Off 9 - Winners Finals): 

www.youtube.com

※元の記事ではGland Finalsとなっていますが、これはWFの間違いです。

 

ひとくちメモ…2013年の動画だが、前述の理由により採用。PPMDはファルコでHungryboxを3-0で下すという快挙を成し遂げ、勢いそのままにGFでは3-1で見事優勝した。

 

 

ファルコ

 

接近する手段:


 一般的な方式として、ファルコが接近する最良の方法は、空中攻撃で接近することです。空下、空N、空後を飛び込んだり落下しながら出すのは、どれもプリンに接近するのに有効な手段です。空前で飛び込むのも機能しますが、たいてい他の空中攻撃で接近する方が効果的です。シードロできる技量があるとファルコが上から接近する際に役立ちます。横Bエッジキャンセルはステージを素早く移動するのに役立ち、これによってプリンよりはるかに素早く間合いを詰めることができます。
最後に、ファルコは接近する際にブラスターを上手く使うことができます。撃ったブラスターのすぐ背後を追いかけることですぐにプリンに近づき、ブラスターが当たった後に追撃できます。
 

立ち回り:


 ファルコの立ち回りにおける最も強力な選択肢はブラスターです。ブラスターによってダメージを蓄積させ、プリンの接近を止めることができます。大抵のプリンはブラスターに対抗するのに苦労します。プリンが空中攻撃での接近を試みてきたら、単純にガードするだけでプリンは後退せざるを得なくなります。緊迫した状況では、一般的にプリンが接近しづらく、逆にファルコにとって接近の手段にできる台に退却することができます。ファルコは上強や空後などの技を置くことで、接近してくるプリンを簡単に捉えることができます(ヒットからコンボが狙える状況では空後より上強の方が良いでしょう)。ファルコはジャンプで近づくと見せかけて後ろに空中ジャンプしたり、着地時に前後に絶空することで、プリンの攻撃を誘うことができます。同様に、ファルコは引きダッシュすることでプリンに接近を促し、そこに振り向いて投げを決められます。プリンがガードを張っているなら、リフ→絶空もしくは空下がかなり強力な固めになります。基本的に転がり回避は控えましょう。空中から接近するのが最も強力な選択肢であるプリンに対し、転がり回避は後隙を晒してしまうためです。ファルコのステップは比較的遅いですが、それでも接近のタイミングをずらすことができるため、悪い選択肢ではありません。(頻発するものではありませんが)プリンが攻めるようになった時は、横強がファルコのスペースからプリンを遠ざけるのに最適な技です。中央を保つのはファルコにとって重要で、ファルコの目的は、復帰阻止には苦しむでしょうが、常にプリンを場外に追いやることです。最後に、1つの具体的な「撃墜回避の手段」として、プリンの上投げを僅かに変更し、そして横Bを大きく外側に変更するというのがあり、どちらもねむるを喰らうのを防ぐのに役立ちます。
 

コンボや撃墜:


 ジャブからは空中攻撃や他の撃墜用の技に繋げられます。リフレクターは常に強力な技ですが、ファルコ使いはプリンに対してリフレクターからコンボを繋げるのに苦労します(PPMD以外は)。何はともあれ、リフレクターを当てればファルコは有利な位置を取ることができます。もしファルコ側にShineBairおよびリフレクターから何か空中攻撃を繋げられる充分な技量があるなら、リフレクターはもっと価値のある選択肢となるでしょう。加えて、プリンの空中横移動の性能と、ファルコがリフレクターへとコンボを繋げるのが難しいことから、決めるのは容易ではありませんが、上空でリフレクターを当てるのはいい撃墜手段になり得ます。リフレクターをガードさせると、リフキャン掴みに移行することができます。プリンがずらしをしないと仮定すれば、おそらく上投げから空上での撃墜を考慮に入れることができます。また、下投げは受け身狩りを組み立てられ、上強とリフレクターはコンボの始動になり、スマッシュ攻撃は受け身狩りでの撃墜手段になります。上強はファルコのベストなコンボ始動技で、プリンに追撃するのに適しています。空下もまた、さらなる追撃の始動技になります(大抵さらに空下を当てます)。一旦プリンがバースト可能な%になれば、横スマは最も有効な撃墜技の1つで、下強もプリンの不意をつける優秀な撃墜技です。空後と空上はどちらもプリンの%がかなり高い場合に撃墜できます。DAはプリンの転がり回避の後隙を狩るのに有効です。もしプリンが復帰阻止に失敗し、ファルコの上Bを喰らった場合、ファルコは空上を繋げられ、もしかすると撃墜さえできます。実際、プリンがファルコのちょうど真上にいる場合、空上はファルコにとって最善の行動のひとつです。ファルコがなんとかプリンをダウンさせれば、プリンの近くでしゃがんで待機するのが起き上がりを狩るのに適しています。起き上がり攻撃に対してはガードかその場回避で対処でき、転がり上がりには下スマが入ります。 

 

復帰阻止:


 プリンをステージから離しておくためのファルコの選択肢は殆どありません。ブラスターはジャンプを止め、復帰を難しくできます。空後は当然プリンを絶えず場外へ追いやるのに最適な技で、崖での空下も勿論、素晴らしい撃墜手段です(プリンに当てるのは他のキャラより困難ですが)。最後に、非常に正確な位置から放たれた横スマは崖に掴まる前にプリンに当てることができ、おそらく当たればすぐにバーストするでしょう。
 

ステージの選択:


 戦場は比較的中立であり、一般的にこのマッチアップの最初のステージです。ポケモンスタジアムではブラスターを撃てる範囲が広がり、たいてい空中での自由度が増します。ファルコのブラスターが最も効果的なステージである終点に関しても同じことが言えます。ヨッシーストーリーは当然いい選択で、雲と壁ジャンプがファルコの復帰を助け、ステージの狭さはより早期撃墜をもたらします。
 

 

プリン

 

接近する手段:


  推測できるように、このマッチアップでのプリンのベストな接近手段は空中攻撃がメインです。空Nはガードしているファルコを後退させる良い接近技で、空後はファルコを追い払うのに最適で、プリンの復帰を助けます。空前はプリンの接近手段になる3つの空中攻撃の中で最も性能が悪いですが、それでも空後で接近するために振り向く余裕がない場合は有効な技です。空中攻撃で接近する時には、下からではなく、常に落ちるか前進しながら技を振るのが良いです。横Bでの接近は、当たれば面白い攻めの組み立てができます。接近する際はダッシュを避け、絶空かジャンプを選択した方が良いです。地上からの接近はDAが最適な選択です。空中から着地しようとする場合は、空Nと空下が役立ちます。最後に、理想的な接近手段ではありませんが、下から接近する場合は空上が使えます。
 

立ち回り:


 大方の予想通り、プリンの立ち回りは主に空中で行われ、ファルコの接近を止めるのを期待して空中攻撃を振ります。崖待ちはファルコの勢いを止めることができ、崖待ちに対してファルコができることは殆どありません。事実、プリンは崖では常にファルコより安全で、したがって中央を保つことはそれほど重要ではありません。接近する前には、ファルコの上にとどまるのがベストです(真上ではありませんが)。プリンの転がり回避は一般的にそれほど良いとは考えられていませんが、ファルコはプリンの回避を咎める手段が少なく、特にこのマッチアップではプリンが危険な状況を回避するのを助けます。しゃがむ及びガード(そしてプリンが地面に近い、かつファルコが遠くにいて後隙を狩れない状況では空中回避も)はどちらもブラスターでダメージを受けるのを防ぐのに重要で、ファルコが攻めるようになってきた場合は、後ろに絶空することでファルコの間合いを避けることができます。ファルコがなんとかコンボの流れに持ち込んだ時は、たいていジャンプで逃れることができます。具体的な変更の戦術については、リフレクターを外側に変更し、上空でもう一度リフレクターを喰らわないようにしなければなりません。またファルコの上投げの際にヒットしたブラスターをずらし、追撃を困らせることができます。最後に、ジャンプの回数を回復するためにプリンがステージに戻る必要がある場合は、常に着地のタイミングをずらし、ファルコに毎回着地狩りされないようにしなければなりません。
 

コンボや撃墜:


   ねむるを当てる準備をする、及び空後を連続で当て場外に追い出すのは、ほぼ間違いなくどのマッチアップでもプリンの最も有効な撃墜手段で、ファルコを相手にしても例外ではありません。もちろん、プリンはファルコを(鋼鉄の)つま先に引っ付けておくための様々な攻撃手段があります。落ちながらの空上はファルコを浮かせ、更なる追撃のチャンスを与えます。上スマはプリンの上にある台でファルコがダウンした際に起き攻めとして使え、高%では率直な撃墜技になります。さらに低%では2発目の上スマに繋げることもでき、プリンの兵器として価値ある技となります。上投げは相手の変更に応じて
ねむるや横B、空後など他の技での追撃が狙え、プリンの掴みから行える最も強力な選択肢です。前投げと後ろ投げもまたファルコを外に出すのに有効で、ファルコから離れる必要がある際は単純に「距離を離す」選択肢としても使えます。同様に、空前と空後はどちらもファルコを外に押し出させる能力があり、そうでなくてもファルコを不利な位置に動かすことができます。DAもまた、特にファルコの空中ジャンプをこれでなんとか止めることができれば、相手を厳しい状況に陥れることができます。上強は優秀な対空技で、数ある技の中でもねむるに繋げることができます。プリンはダウンした相手をジャブで叩き起こして横スマをぶち込むことができます。ベストな動きではありませんが、横強もまずまずの置き技及びコンボの選択肢として機能します。
 

復帰阻止:


    このマッチアップはプリンの復帰阻止が本当に輝く対戦カードのひとつです。崖掴まりが特にファルコの横Bに対してかなり効果的で、例えファルコがステージ上に着地しても、プリンは空下→掴んで後ろ投げ→崖掴まりという卑劣なループを開始でき、ファルコがストックを失うまで続きます。加えて、横Bでステージに戻るファルコには、横スマや下スマがファルコを場外に押し出す良い選択肢になります。当然、場外で空後や空前を振るのは、ファルコの復帰を阻止し、撃墜するのに確実な手段です。もしファルコが無敵時間を失った後も崖に掴まっているなら、横Bで外に押し出せます。ジャンプ中の喰らい判定の大きさにより、特にプリンはファルコの横Bに巻き込まれやすいです。つまり、場外での復帰を試みる場合は注意深く行かなければなりません。同様に、プリンはファルコが復帰で使う上Bに当たるのも避けなくてはなりません。
 

ステージの選択:


  戦場はかなり中立的ですが、台の配置がファルコの空中での潜在的能力をある程度制限し、僅かにプリン側に恩恵があります。プププランドは当然プリンにとっては素晴らしいステージで、ファルコがプリンをうまく撃墜するのに苦戦する一方、プリンは簡単にファルコの復帰阻止ができます。夢の泉はとても小さなステージで、ファルコのブラスターと空中の機動力を抑えますが、早期撃墜を補えることもまた確かであるため、ファルコにとってはヨッシーストーリーと同様に釣り合いのとれたステージとなるでしょう。終点では一般的にファルコの方が優勢ですが、ファルコが逃げるための高い台が存在しないため、特定の状況ではプリンにとって有益です。同じように、ファルコにとってヨッシーストーリーは非常に高く評価されていますが、少なくともプリンは近い台によって起き攻めが容易になります。

 


    ファルコとプリンの両方に、独特で使いやすい様々な選択肢があります。最高レベルの試合においては、ファルコ対プリンは本当にイーブンなマッチアップです。相手を打ち負かした方が勝者となるでしょう。しかし現在のメタゲームでは、数少ない並外れたプリンを打ち負かすファルコは単純に少ないです。その結果、このファルコ対プリンの試合はファルコ使い達がレベルアップできるまで、プリン寄りに揺れ動くでしょう。おそらくPPMDが復帰した時には、このマッチアップに必要な活力を彼はもたらすでしょう。しかしその時まで、私はファルコ使いとプリン使いが共に、最高レベルの試合でこのマッチアップの主導権の握り方を学べることを願っています。

 



和訳は以上になります。致命的なミスがあればコメントください。

次回の記事は、余裕があればこの記事の内容を、動画を用いて考察していきたいと思います。あくまで余裕があれば。

そうでなければ前回告知した通り、Mang0の横スマ特集になると思います。もう記事にできるくらいの素材は集まったと思っています。

今回はこの辺で。次回も頑張ります。

 

PS:雄星もウルフも離脱してオワタ…と思っていたところに降臨した左エース榎田。阪神さんには足を向けて寝られません。