PPMD+αに学ぶつかみ [Part2]
H0Pです。今回はつかみの紹介Part2です。
ここからは、より「ファルコのつかみ」を機能させるための考え方を紹介していきたいと思います。
先に前回の記事を読んでおくと、より今回の記事を楽しめると思います。
3行でわかる前回の記事
・ファルコはつかみからの攻め手を多く持っておきたい
・つかみ打撃で効果的にダメージを与えよう
・つかみ打撃で相手の変更に択をかけよう
・ArmadaのAnalysis動画見よう
リスニングの練習にもなるよ
Part2は、ファルコの主力の投げ、上投げをより活かすための戦術を中心に見ていきたいと思います。
まずは、即上投げについて、もう少し解説したいと思います。
変更されなければ追撃が入る
即上投げによって狙うのは、当然相手の変更ミスです。
相手がファルコの上投げ(つかんだらすぐ投げる)の変更をミスした場合、ファルコは何かしら追撃を入れることができます。特に、フォックスとマルス相手には効果的です。
フォックスには上投げから空中リフを狙うことが多いですが、空Nも連携を狙いやすいです。
ダメージを稼ぐなら再度つかみを狙うと決まりやすい印象です。
上投げから空N、さらにドリルで追撃。このように、撃墜まで持っていくこともできます。
マルスは体重と落下速度の関係上、他のキャラより空前の多段ヒットや空上→空中攻撃が狙いやすいです。
空Nをガードさせてからのリフキャン掴み。上投げからの空前は3段ヒット。
その後のコンボも含めて、華麗な攻めを展開しています。
1ストック対3ストックをひっくり返したWestballz対Colbolの試合。上投げからの勢いがすさまじいです。
ワンミスが命取りになるのがこのゲームの恐ろしさであり、面白さでもあります。
でも、うまく変更されると火力が出ない
繰り返しになりますが、それだけ重要だということです。例えばフォックスに対するファルコの上投げは非常に素早いですが、それでもトッププレイヤーは的確に変更し、追撃を免れています。
ダメージ別に3種類用意しました。徐々にフォックス側のダメージが多くなります。
いずれもファルコの上投げを後ろ斜め上に変更し、追撃を免れています。
Part1で紹介したピーチの変更も後ろ斜め上でしたが、あちらが真横に近いのに対し、こちらは真上に近いです。これについては実際に試してみてください。
ちなみにブラスターが当たった時にずらしは行っていません。 変更の方向にスティックを倒しておけばブラスターを勝手に変更してくれます。
※余談ですが、この速度の投げの変更は予め読みで入れていると思われます。その場合、気になるのはフォックスの入力です。
掴まれる可能性がある時はジャンプをコントロールスティックで入力するようにしているのでしょうか?これについてはまだ確信が持てていません。
で、ここからが今回のメインテーマである、その対策になります。
①後ろ投げを織り交ぜる
例えばファルコの上投げを外側に変更しようとしているときに後ろ投げをすると、内側変更になって追撃を狙いやすくなります。
後ろ投げから狙える選択肢は幅広く、手堅く追撃するなら横強、リターンを狙うならDAやドリル、再度つかみなどがあります。
投げた後の距離が思ったより遠かった時はブラスターで突っ込むのも有効です。
また、台の上で投げるのも面白いです。台下に落ちるところをドリルなどで追撃します。
後ろ投げからの展開は本当に色々あるので、いくつかピックアップしたいと思います。
後ろ投げ→DAを2回組み込んだ0 to Death。Wesballzは台上での起き攻めに後ろ投げをよく使います。
しっかりガードを張ることで起き上がり攻撃もカバーしています。
シードロドリルから後ろ投げを決め、上投げから台を絡めた攻めに繋げています。
エッジキャンセルからの空中ジャンプをミスしてしまいましたが、成功していれば0 to Deathとなっていたことでしょう。
プリン相手には後ろ投げ→ドリルが強力です。ダメージやステージにもよりますが、決まれば 一気にストックを落とせます。
ただし、ドリルを空振りしたり撃墜できなかった場合、逆にこちらがストックを落とすリスクもあります。
②タイミングをずらしてつかむ
相手の何らかのコントロールスティックの操作がかみ合ってしまい、結果的に投げをうまく変更されてしまうケースもあります。そこで、相手の意識を防御に集中させたところを狙ってつかみます。
ガード及び緊急回避をするプリンを飛び越えて、後ろからつかんでいます。
PPMDはこのようなステップやSJでめくってからのつかみをよく狙います。マルス使いたる所以なのでしょうか。
しかし、この攻めはガードからの強力な暴れ技に乏しいプリンには効果的です。この状況でプリン側ができるのはガード継続、ガーキャン絶空、緊急回避といった防御的な選択肢が殆どです。
ここでもプリンを飛び越えてから上投げを通しています。着地キャンセルを失敗していますが、その後のフォローも素晴らしいです。
プリンはファルコの上投げのブラスターが当たりにくい(=追撃しづらい)キャラなのですが、PPMDはプリンに対して投げからの追撃を非常に的確に決めています。
③投げ後の展開を読む
投げた後に確定で追撃ができない状況では、投げた後の相手の行動を読みに行くのも手です。ファルコンやサムスなど、体重の重いキャラ相手に特に有効ですせ前回の記事のように、つかみ打撃を混ぜるのも効果的です。
「投げられた後、相手がすぐ空中ジャンプするかしないか」に意識を割くといいと思います。
空中ジャンプする場合
相手の空中ジャンプを読んで、DJ(ダッシュジャンプ)から空Nを置いています。着地後DAなどの連携を狙っていたようにも見えますが、S2Jに空上で割り込まれています。
投げた後に大ジャンプでRemenの空中ジャンプを誘い、着地際にブラスターを置いてから空Nでの追撃を決めています。
空中ジャンプがないので、横Bを警戒してブラスターを置き、上Bの反応が遅れて高度が下がったのを確認して崖を掴んで撃墜。トリッキーな攻めです。
空中ジャンプしない場合
つかみ打撃を入れてから、後ろ斜め上に変更してくるのを読んで横スマ。追撃をかわせるだろうと思っていたMang0にとっては手痛い一撃となりました。
Part2に関しては以上です。とりあえずつかみの記事はPart3まで予定しています。
Part3では前投げと下投げにスポットを当てていきたいと思います。今回の記事と比べるとボリュームは薄くなってしまうかもしれません。
今回はこの辺で。次回も頑張ります。
PS:どうせすぐ失速するだろうと思ってたら西武が首位ターンを決めました…。やはり8の年は強いのか!?
あと源田選手、新人開幕連続フルイニング出場記録更新おめでとうございます!たまらん!!